細菌微生物も私たちと同じように生きています。その生活の中で、彼らはさまざまな物質を作り出します。例えば、抗生物質ペニシリンもその1つです。
では、光合成細菌はどのような物質を作り出すのでしょうか?光合成細菌の作り出す物として、「5-ALA」という物質が、今、注目をあびています。

5-ALAとは?

5-ALAは「5-アミノレブリン酸」の略で、アミノ酸の一種です。光合成を行う細菌や微生物・植物、また血液を持つ動物の細胞の中で作り出されるものです。「生命の根源物質」とも呼ばれます。

5-ALAの役割

動物における役割

人間や動物が生きていくためには酸素が必要です。酸素の運搬をするのが、血液の中にある「ヘモグロビン」や「ヘモシアニン」です。5-ALAは、その「ヘモグロビン」や「ヘモシアニン」の原料である「ヘム」という化合物の原料になります。

画像説明

細菌や植物における役割

5-ALAに様々な酵素が働いて、光合成細菌ならバクテリオクロロフィル藻類や植物ならばクロロフィルを作ります。
クロロフィルは、植物の生命活動(光合成)を行うために、無くてはならない物質であり、私たちの酸素の元でもあります。その大切なクロロフィルを作るための原料として、5-ALAはとても大事な役割を担っています。

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