にわとり小屋での活躍(1)

な行記事

畜産農家の仕事として、飼育した動物の排泄物の処理があります。光合成細菌を利用した、にわとりの排泄物(鶏糞)を堆肥にする技術を紹介します。

排泄物の量

にわとりの場合、1羽が排泄する量は1日当たり約120g、1年で44kgになります。
養鶏場の規模にもよりますが、仮に1,000羽飼育していたとすると、年間で44tもの排泄物が発生します。

1羽のにわとりの排泄物の量は年間44kg

肥料としての利用

肥料堆肥)とすることで、排泄物(鶏糞)の重量を約半分にすることができます。

堆肥化

堆肥として使用するためには排泄物(鶏糞)を発酵させる必要があります。この発酵にはこれ以上発酵しない「完全発酵」と、発酵が不十分な「未完熟発酵」の2つがあります。未完熟のものは植物の根を痛める発酵ガスを発生するので、完熟した堆肥が理想的ですが、コストや技術面の問題から未完熟のものが多く流通しています。

鶏糞の理想

光合成細菌を加えると

発酵させる時に「放線菌」と「光合成細菌」を加えることで未完塾な堆肥の発酵を促進することができ、完全発酵の堆肥が作れます。また、完成した堆肥に光合成細菌を散布する事で堆肥としての効果がさらにUPします。

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