タンパク質を作るアミノ酸
タンパク質を作る
天然にあるもので、約500種類ほどのアミノ酸が見つかっています。すべてのアミノ酸のうち22種類がタンパク質を作る要素です。
人の体を作るアミノ酸
人の体の約20%はタンパク質でできています。そのタンパク質は、20種類のアミノ酸から作られています。たった20種類のアミノ酸が10万種類のタンパク質となり、人の生命を支えています。
人が必要なアミノ酸
20種類のアミノ酸のうち、人の体内で作れるのは11種類、残りの9種類は、必ず食事により摂取しなければいけません。その9種類の事を「必須アミノ酸」と呼びます。
必須アミノ酸
イソロイシン・ロイシン・バリン・ヒスチジン・リシン・メチオニン・トリプトファン・フェニルアラニン・スレオニンの9種類になります。
非必須アミノ酸
アスパラギン・アスパラギン酸・アラニン・アルギニン・システイン,シスチン・グルタミン・グルタミン酸・グリシン・プロリン・セリン・チロシンの11種類になります。
その他のアミノ酸
タンパク質を作るアミノ酸をのぞいた、残りの480種類ほどのアミノ酸はどのような働きをしているのでしょうか? その一部をご紹介します。
クレアチン
筋肉に含まれて瞬発力の素になります。
テアニン
お茶のうま味成分であり、脳に働きかけてリラックス効果を発揮します。
カルニチン、サイロキシン
体の機能を調整する「ホルモン」です。
γ-アミノ酪酸(GABA)
神経伝達物質として働きます。サプリの機能性成分として有名。
5-アミノレブリン酸(5-ALA)
酸素を運ぶ赤血球の素材になるなど、体の中の重要な素材を作る源となります。
SCP(微生物たんぱく)
細菌や酵母などの微生物の体内に含まれるタンパク質を言います。酵母、クロレラ、一部の光合成細菌などに含まれるタンパク質はアミノ酸のバランスが良く、大量生産も簡単です。このSCPを利用してアミノ酸を作ります。