光合成細菌にはビタミンタンパク質などの豊富な栄養素が含まれています。光合成細菌をそのまま摂ることはどんな利点があるのでしょうか?

光合成細菌をそのまま飲む

光合成細菌ドリンク

インドでは、光合成細菌を混ぜた水を、一旦沸騰させて冷ましてから飲んでいるそうです。

光合成細菌を飲む女性

注目の栄養素

光合成細菌を飲むことで、摂れる栄養素の中で注目すべきは、ビタミンB12です。
ビタミンB12は神経や赤血球の健康を保ち、DNAを作る手助けをする大事なビタミンです。

ビタミンB12を摂れる食品

インドに住む人々の3~4割はベジタリアンなので、ビタミンB12が不足しがちです。なぜなら、ビタミンB12は、レバー、二枚貝、魚、肉、卵、牛乳などの「動物性食品」がほとんどで、「植物性食品」だと海苔ぐらいしかありません。そこで、個人の責任において光合成細菌ドリンクを飲んで、栄養を補っている方もおられるようです。

ベジタリアンには不足しがちなビタミンB12

不足すると起こる症状

ビタミンB12が不足すると、貧血が起こり、蒼白、筋力低下、疲労などの症状がでます。重度の場合には「息切れ」や「めまい」も起こります。さらに重度になると、神経の損傷が起きることがあり、手足の感覚消失、筋力低下、反射消失、歩行困難、錯乱、さらには、認知症のような症状が起こります。

ビタミンB12が不足する事によって起こる様々な症状

他との比較

光合成細菌は、ビタミンB12が豊富に含まれています。ビタミンB群を豊富に含むことで知られる酵母も、ビタミンB12を含む量では光合成細菌にかないません。ビタミンB12は5-ALAから作られるので、5-ALAを豊富に含む光合成細菌の特徴が活きています。

酵母に含まれる栄養素との比較
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